ツーリングのナビにスマートフォンを使う人は多いだろう。
スマートフォン用のナビアプリは高機能で便利ではあるが、防水や走行中に画面を確認するには向いていない。
脱落や振動で故障の心配もあり、iPhoneを販売するアップル社ではバイクにiPhoneをマウントすると振動でカメラが壊れる恐れがあると警告している。実際、カメラが壊れたという投稿が、SNSで確認できる。
また、操作性の面でもグローブを装備した手で操作ができず、長時間の使用も難しい。
そこでおすすめしたいのがバイク用ナビだ。画面も大きくライディング中も視認がしやすい。今回はバイク用ナビについて紹介しよう。
バイク用ナビの選び方
バイク用ナビを選ぶときのポイントは画面の見易さ、機能性、操作性などが挙げられる。
防水機能について
車と違ってバイクは屋根に覆われていないので、バイク用ナビは風雨に晒されることになる。防水機能の有無は必ず確認するようにしよう。
防水機能についてもレベルは様々。防水性・防滴性を数値で表すIP規格を取得している製品なら、数値を確認しておきたい。
IPX4~5相当のモデルは生活防水に対応。小雨程度なら絶えられるという目安になる。長距離ツーリングの機会が多いならIPX7以上がおすすめ。1mの水深に30分水没しても耐えられるレベルだ。
圧力感知パネルが搭載されたモデル
バイク用ナビのパネルには静電気感知と圧力感知の2種類があるが、圧力感知のパネルなら、タッチパネル用のグローブでなくても操作できる。
圧力感知式は小さい画面だと、厚いグローブだとやや操作しにくい。操作性を考えると5インチ以上のナビにするといいだろう。
Bluetooth機能の有無
バイク用ナビにはBluetooth機能を搭載している製品がある。運転中、画面を見るのは危険なので、ナビの音声案内をベアリングさせたインカムやワイヤレスイヤホンと連携しよう。
ただし、走行中のイヤホン装着は都道府県によって規制されている場合があるので注意しておきたい。
バイク用ナビのメーカー
バイク用ナビを販売しているメーカーについて紹介しよう。
ユピテル
ユピテルはバイク専用のドライブレコーダーや、Bluetooth対応のヘッドセットを取り扱っている。サイズや機能が豊富で、便利に携帯できるナビが揃っている。
パナソニック
世界的な電機メーカーであるパナソニックもバイク用ナビを発売している。コンパクトなデザインが魅力で機能も充実したゴリラシリーズはバイク用もある。
ガーミン
自転車用やゴルフ用のナビを得意とするメーカーで、トップクラスのプロライダーも使用しており、バイク用ナビも優秀だ。