有料道路を通るときにかかせないETC

高速道路

有料道路を通るときに便利なETC。車に比べるとまだまだ導入が進んでいるとはいえないが、料金所をスムーズに通貨でき、各種割引が適用になるメリットがたくさんある。

料金所の通過が快適に

従来の料金所は窓口があり、発券や料金の支払いがあった。また、料金所では停止しないといけないため、渋滞を起こす原因にもなる。
しかし、ETCがついていれば、その手間はかからない。20km前後で徐行してETCを通過すれば、自動的に支払いが済む。

スマートICが利用可能に

最近増えてきたスマートICを利用できるのもETCのメリットだ。スマートICとは高速道路にすでにあった施設から一般道に出入りできるETC専用のICを指す。
遠くにあるICから高速道路に乗っていた場合、近くにあるICが利用できるので、移動の手間が省けるだろう。
注意点としてスマートICはノンストップ通行ができない。開閉バーの前で一時停止しなければなならないので注意が必要だ。

ETCを利用すると適用される割引

ETC利用者向けの割引制度は、平日朝夕割引と深夜割引制度がある。
平日朝夕割引は、ETCマイレージサービスに事前登録したETCカードを利用して、対象の高速道路を走行した場合、月ごとの利用回数に応じて料金が後日ポイントで還元されるというものだ。
利用回数が5~9回であれば約30%割引、10回以上であれば約50%割引となっている。
土日祝日を除いた6~9時、または17~20時の間にETCを通過すれば適用される。
深夜割引はETCを使用して、0~4時の間に対象となる高速道路を利用すると30%の割引が受けられる制度だ。回数や曜日の制限はないが、深夜割引と平日朝夕割引の条件を両方満たしている場合、深夜割引が適用される。
バイクのみの割引制度もある。休日割引(二輪車定率割引)は、土日祝日に1回の走行が100kmを超える場合、当日の利用前までにWEBサイトで申し込みしておくと37.5%の割引が受けられるというものだ。
NEXCO3社と宮城県道路公社が管理する対象道路で走行することが条件で、期間限定で行われる。2023年以降については未定。

ETCのデメリット

ETCのメリットを紹介してきたが、もちろんデメリットもある。ETCを搭載するには初期費用が結構かかる。ETC車載器の購入と取り付け・セットアップの費用だ。
車載機は2~3万円、取り付け・セットアップが1万円ほど。自分で取り付ければいいと思うかもしれないが、配線が複雑で安全性などから自分で取り付けができない。
時期によっては助成金があるので活用したいところだ。